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症例をご紹介いたします。
臼歯部交叉咬合［顔面非対称・永久歯列期］
学童期に大学病院で受け口の矯正歯科治療を受けましたが、下顎歯列弓が左へスキューして下顎正中が3mm左方偏位し、前歯部および左側小臼歯部に交叉咬合がみられ、顎関節症で1年前から起床時の開口制限および咀嚼筋痛、左側の肩こりと偏頭痛がみられたため、Edgewise装置を用いて上下顎小臼歯を抜歯せずに下顎右側にmulti-loop wireとIII級ゴムを併用して下顎歯列弓を右後方へ大きく後退させて短期間に下顎歯列弓の左方偏位を改善し、良好な永久歯咬合を確立しました。治療前にみられた起床時の開口制限および咀嚼筋痛、左側の肩こりと偏頭痛は治療後に解消しました。
| 主 訴 | 歯並び，噛み合わせ，顎関節痛 |
|---|---|
| 診 断 | 左側前歯小臼歯部交叉咬合，歯列不正，骨格性上下顎前突症，顎関節症 |
| 年 齢 | 41歳5カ月 |
| 装 置 | Edgewise装置 |
| 抜歯部位 | 小臼歯非抜歯 |
| 治療期間 | 1年6カ月（Edgewise装置） |
| 治療費 | 初診相談無料+検査21,000円+診断42,000円+矯正料624,750円（上下顎前歯セラミック加算）+口腔衛生指導料2,650円+調整料5,250円x26回（2010.05.26動的矯正治療終了までの治療費） |
| リスク副作用 | 矯正力による歯の痛み・歯の変色・歯根吸収、矯正装置による裂傷、う蝕および歯周病などの歯科疾患の発生や進行などの副作用リスクがありました。 |
